“乳媼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うば25.0%
ちおも25.0%
にゆうをん25.0%
めのと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つてもつ乳媼うばをして妹妃まいひせしむ。嬌嫉けうしつごとく、のゝしつていはく、えゝうどうしようねと、やまひえたりとふ。あへせつあることなし、われくのみ。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こもや、山田やまだ乳媼ちおも
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
享保十八年十月十八日に有信は五十三歳で歿し、長谷寺ちやうこくじに葬られた。即ち幼くして乳媼にゆうをんと共にかくれてゐた寺で、此寺が後々までも宗家以下の菩提所となるのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
(原註。ガエタはカエタより出でたる名なりといふ。是れヰルギリウスが詩の主人公エネエアスが乳媼めのとの名にして、此港を以て其埋骨の地となせるなり。)いりえ背後うしろに一山の聳ゆるありて