“長谷寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はせでら72.7%
ちょうこくじ18.2%
ちやうこくじ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若者わかものはだんだん心細こころぼそくなったものですから、これは観音かんのんさまにおねがいをするほかはないとおもって、長谷寺はせでらという大きなおてらのおどうにおこもりをしました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
三世勝三郎が鎌倉に病臥びょうがしているので、勝久は勝秀、勝きみと共に、二月二十五日に見舞いに往った。僦居しゅうきょ海光山かいこうざん長谷寺ちょうこくじの座敷である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒を葬つた長谷寺ちやうこくじは此道筋の北にあつて、慊堂が石経山房の址は其南にある。長谷寺に往くには高樹町巡査派出所の角を北に入る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)