“めのと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乳母69.8%
乳人22.2%
乳父4.8%
乳入1.6%
乳媼1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わがかくいふは「エーネイダ」の事なり、こは我には母なりき詩の乳母めのとなりき、これなくば豈我に一ドラムマのおもさあらんや 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いうまでもなく、一ノ宮の乳人めのと有子ありこであり、有子の実家さと、大夫宗兼の許には、そのときもう、三人の幼な子が、あずけてあった。
みかどがまだ尊治親王たかはるしんのうとよばるる御身分にすぎなかった幼少から、わが家にておだて申しあげて来たいわゆる乳父めのとの彼であった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乳入めのとや女房たちは、機嫌をそこねないようにと
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(原註。ガエタはカエタより出でたる名なりといふ。是れヰルギリウスが詩の主人公エネエアスが乳媼めのとの名にして、此港を以て其埋骨の地となせるなり。)いりえ背後うしろに一山の聳ゆるありて