“ばア”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
90.9%
乳母9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六十のおばアさんまでが牛に牽かれて善光寺詣りで娘と一緒にダンスの稽古に出掛け、おさんどんまでが夜業よなべ雑巾刺ぞうきんさしめにして坊ちゃんやお嬢さんを先生に「イット、イズ、エ、ドッグ」を初めた。
ばアさんの肩へ手をかけてゆすぶりながら耳に口をつけて呼んで見たが、返事はなく、手を放せばたわいなく倒れてしまうらしい。
買出し (新字新仮名) / 永井荷風(著)
『「あいちやん!まァ此處こゝへおで、ようがあるんだから!」「一寸ちよツとはいり、乳母ばアやも!わたしかへつてるまでねずみさないやうに、この鼠穴ねずみあなばんしておで」だけど』とつて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)