“斯々云々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かく／＼しか／″＼75.0%
こう／＼しか／″＼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊之さん何うか察して下さいとほろりとさせる処でげすが、其様（そんな）ケレン手管（てくだ）なんどは些（ちっ）ともないお若さんですから、実は斯々云々（かく／＼しか／″＼）の訳あってと真実（まこと）を話します。
根岸お行の松　因果塚の由来 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
しに我（わ）がこと引（ひ）き出（だ）して斯々云々（かく／＼しか／″＼）とも物語（ものがた）りなば何處（どこ）まで知（し）らるゝ恥（はぢ）ならんと思（おも）へば何故（なにゆゑ）に登樓（あがり）たるか今更（いまさら）に詮（せん）なき事（こと）してけりと思（おも）ふほど胸（むね）さわがれて足（あし）ふるひぬ
別れ霜 (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)
娘お徳どのと互いに睦（むつ）ましく暮し、両人の間に出来た子供は男女（なんにょ）に拘（かゝ）わらず、孝助の血統（ちすじ）を以て飯島の相続人と定めくれ、後（あと）は斯々云々（こう／＼しか／″＼）と、実に細かに届く飯島の家来思いの切なる情（なさけ）に
怪談牡丹灯籠：04 怪談牡丹灯籠 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)