“かく/\しか/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
温泉宿へ手伝に来た婆さんから自分は
棄児であって、背中の穴は其の時受けた疵である事と、長左衛門夫婦は
実の親でなく、実の親は名前は分らないが、
斯々云々の者で
假初ならぬ三
世の
縁おなじ
乳房の
寄りし
身なり
山川遠く
隔たりし
故郷に
在りし
其の
日さへ
東の
方に
足な
向けそ
受けし
御恩は
斯々此々母の
世にては
送りもあえぬに
和女わすれてなるまいぞと
寐もの
語に
云ひ
聞かされ
幼な
心の
最初より
胸に
刻みしお
主の
事ましてや
續く
不仕合に
寄る
方もなき
浮草の
我れ
孤子の
流浪の
身の
力と
頼むは