“御免下”の読み方と例文
読み方割合
ごめんくだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねがはれ何卒なにとぞわたく御役御免下ごめんくださるべしといはれしかば何故退役たいやくねがはるゝやと申さるゝに大岡殿此度このたび煙草屋たばこや喜八裁許さいきよちがとがなき者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わが日頃ひごろちかひそむくものなればおほせなれども御免下ごめんくだされたし、このみてするものはなきいやしきわざの、わが身も共々とも/″\牛馬ぎうばせらるゝをはぢともせず
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
けれども、まだ寒くてしようがない。いっそ湯にでも行って、元気をつけようと思って、手拭てぬぐいげて玄関へ出かかると、御免下ごめんくださいと云う吉田に出っ食わした。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)