“共々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とも/″\52.9%
ともども47.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが日頃ひごろちかひそむくものなればおほせなれども御免下ごめんくだされたし、このみてするものはなきいやしきわざの、わが身も共々とも/″\牛馬ぎうばせらるゝをはぢともせず
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
まあ年齡としとつたら仕方しかたがないから我慢がまんしてるんだよ、あんまひどけりや他人ひと共々とも/″\ちやないから、それだが勘次かんじ有繋まさかそれほどでもないんだらうしね
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
二人は自分と共々ともども、青春に幸多い外国の生活、文学、絵画、音楽、社会主義、日々にちにち起る世間の出来事、何につけても、活々いきいきした感想をもってそれらを論じた。
曇天 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「次に」と云いながら山岸佐平は、また懐中へ手をやると小さい包みを取り出したが、「これも主人より預かりましたもの、共々ともどもご披見くださいますよう」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)