“共棲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうせい66.7%
ともず16.7%
ともずみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相矛盾せる両傾向の不思議なる五年間の共棲きょうせいを我々に理解させるために、そこに論者が自分勝手に一つの動機を捏造ねつぞうしていることである。
この三人の生活は、この館へ帰って来て、共棲ともずみをするようになって以来、生き地獄の度を烈しくして来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
笹屋の名は公爵岩倉具張いわくらともはり氏と共棲ともずみのころ、有楽橋ゆうらくばしの角に開いた三階づくりのカフェーの屋号で、公爵の定紋じょうもん笹竜胆ささりんどうからとった名だといわれている。桃吉はお鯉の照近江に居たのである。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)