“きょうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
矯正37.5%
嬌声21.9%
匡正9.4%
叫声9.4%
喬生6.3%
共棲4.7%
強請4.7%
京西1.6%
兇星1.6%
凶精1.6%
(他:1)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも私の「お上品趣味」を冷やかしている夫として、私のつまらないハニカミ癖を矯正きょうせいしてやろうという意図なのか。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
学校に愛想をつかした彼は、愛想をつかした社会状態を矯正きょうせいするには筆の力によらねばならぬと悟ったのである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それがなんとも形容しがたいような嬌声きょうせいを張りあげて、あっちからも、こっちからも金の胸にぶら下るのだ。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それに跳びつく彼女らの嬌声きょうせいが——彼女らもまたこんなはしたない声が出せるのかと、そう驚くほど花やかに周囲にひびきわたった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
私の言うがごとき現代経済組織の弊所もこれがため匡正きょうせいせらるること少なからざるべしと思う。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
以上の区域外にもイタドリといって通ずる土地はなお弘いが、それが在来の語か、はた新たなる匡正きょうせいもとづくものかを、確かめ得ざる場合が多い。
彼女ははしたなく叫声きょうせいなど立てないで、その代りにつめた軽蔑けいべつくちびるをゆがめて見せた。
ああかかる不思議なる光景は世界のどこにありや、余は二三分間黙考せしが、たちまち我ながら驚くごとき絶望の叫声きょうせいを発せり。
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
喬生きょうせいじぶんの家の門口かどぐちへ立って、観燈のの模様を見ていた。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
喬生きょうせいも自分の家の門口へ立って、観燈の夜の模様を見ていた。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
この時代において男子は女の家に行って婚を求め、結婚した後も男子は女の家に通うのみで別に一家をはじめて共棲きょうせいすることはなかった。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
相矛盾せる両傾向の不思議なる五年間の共棲きょうせいを我々に理解させるために、そこに論者が自分勝手に一つの動機を捏造ねつぞうしていることである。
その血相をもって、彼は、院の御所へ駈けつけ、法皇に対し奉って臨幸を強請きょうせいしていた。けれど法皇には、おき入れがない。とやかく立ち騒いでいるうちに、
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もとよりこれは漢帝のご本意でなかったこと勿論であろうが、その空気を察して、この際大いに魏へ私威を植えておこうとする華歆が、許都の朝廷へ迫ってむりに強請きょうせいしてきたものなのである。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
韋が若いとき京西きょうせいに遊んで、日の暮れる頃にある宿場に着いた。それから更にゆく手を急ごうとすると、駅舎の前にはひとりの老人が桶を作っていた。
かれは非職海軍大佐某氏の息、理学士の学位あって、しかも父とともに社会の暗雲におおわれた、一座の兇星きょうせいであるものを!
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
裸に憑入みいる魔の葛籠笠と、この凶精きょうせいに取っつかれた美しい処女むすめと——。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
たのしまず 郷井きょうせいうちを。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)