トップ
>
御免下
>
ごめんくだ
ふりがな文庫
“
御免下
(
ごめんくだ
)” の例文
願
(
ねが
)
はれ
何卒
(
なにとぞ
)
私
(
わたく
)
し
儀
(
ぎ
)
御役
御免下
(
ごめんくだ
)
さるべしと
云
(
いは
)
れしかば何故
退役
(
たいやく
)
を
願
(
ねが
)
はるゝやと申さるゝに大岡殿
此度
(
このたび
)
煙草屋
(
たばこや
)
喜八
裁許
(
さいきよ
)
違
(
ちが
)
ひ
科
(
とが
)
なき者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
わが
日頃
(
ひごろ
)
の
誓
(
ちかひ
)
に
反
(
そむ
)
くものなれば
仰
(
おほ
)
せなれども
御免下
(
ごめんくだ
)
されたし、
好
(
この
)
みてするものはなき
賤
(
いや
)
しき
業
(
わざ
)
の、わが身も
共々
(
とも/″\
)
に
牛馬
(
ぎうば
)
に
比
(
ひ
)
せらるゝを
耻
(
はぢ
)
ともせず
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
けれども、まだ寒くてしようがない。いっそ湯にでも行って、元気をつけようと思って、
手拭
(
てぬぐい
)
を
提
(
さ
)
げて玄関へ出かかると、
御免下
(
ごめんくだ
)
さいと云う吉田に出っ食わした。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
背戸
(
せど
)
に
蓄
(
か
)
つて
御覽
(
ごらん
)
なさい、と
一向
(
いつかう
)
色氣
(
いろけ
)
のなささうな、
腕白
(
わんぱく
)
らしいことを
言
(
い
)
つて
歸
(
かへ
)
んなすつた。——
翌日
(
よくじつ
)
だつけ、
御免下
(
ごめんくだ
)
さアい、と
耄
(
ぼ
)
けた
聲
(
こゑ
)
をして
音訪
(
おとづ
)
れた
人
(
ひと
)
がある。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
その
)
生徒は杖を捨てゝ涙を流し、
御免下
(
ごめんくだ
)
さい、先生があまり熱心に忍耐を御説きなさるから、先生は実際どれ程忍耐が御出来になるか試したのです、と
跪
(
ひざまず
)
いて
詫
(
わ
)
びた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
アヽ
左様
(
さやう
)
かい、
汁粉
(
しるこ
)
を
喰
(
くひ
)
に
来
(
き
)
たのか、
夫
(
それ
)
は
何
(
ど
)
うも
千萬
(
せんばん
)
辱
(
かたじけ
)
ない
事
(
こと
)
だ、サ
遠慮
(
ゑんりよ
)
せずに
是
(
これ
)
から
上
(
あが
)
れ、
履物
(
はきもの
)
は
傍
(
わき
)
の
方
(
はう
)
へ
片附
(
かたづけ
)
て置け。「へい。「サ
此方
(
こつち
)
へ
上
(
あが
)
れ。「
御免下
(
ごめんくだ
)
さいまして。 ...
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へえ、
宜
(
よろ
)
しうございます。先「エー
御免下
(
ごめんくだ
)
さい、お
頼
(
たの
)
み
申
(
まうし
)
ます。ト
斯
(
か
)
う
静
(
しづか
)
に
開戸
(
ひらきど
)
を
開
(
あ
)
けなければ
往
(
いか
)
ない。小「へえー。先「エーお
頼
(
たの
)
み
申
(
まう
)
します/\。
小僧
(
こぞう
)
は、ツト
椅子
(
いす
)
を
離
(
はな
)
れて小 ...
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
某し
見屆
(
みとゞけ
)
たりサア出せ/\と
詰寄
(
つめよる
)
に曲者は是非なく
財布
(
さいふ
)
より金子二分取出し
然樣
(
さやう
)
ならばと差出せしかばソレ見よ持て
居
(
ゐ
)
ながら少しもなきなぞと
未
(
まだ
)
僞るは
不屆至極
(
ふとゞきしごく
)
なりと云ながら
握
(
にぎ
)
り
拳
(
こぶし
)
にて
横樣
(
よこさま
)
に
擲倒
(
はりたふ
)
さんとする故盜人は大いに恐れアヽ
眞平
(
まつぴら
)
御免下
(
ごめんくだ
)
さるべしと
平蜘
(
ひらくも
)
の如くになつて
詫入
(
わびいる
)
にぞ半四郎は二分の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
免
常用漢字
中学
部首:⼉
8画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“御免”で始まる語句
御免
御免蒙
御免成
御免遊
御免安
御免々々
御免御免
御免可被下候
御免檜物荷物