“擲倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりたお40.0%
なぐりたお20.0%
はりたふ20.0%
ぶちたお20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかめも驚き取付く所を横面よこつら擲倒はりたおす、又這寄ってしがみ付くうち、ずる/\とおえいを仁助が引ずりながら脇道へ入り込む。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是なら悪人の一人や二人を擲倒なぐりたおすは造作もない。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
某し見屆みとゞけたりサア出せ/\と詰寄つめよるに曲者は是非なく財布さいふより金子二分取出し然樣さやうならばと差出せしかばソレ見よ持てながら少しもなきなぞとまだ僞るは不屆至極ふとゞきしごくなりと云ながらにぎこぶしにて横樣よこさま擲倒はりたふさんとする故盜人は大いに恐れアヽ眞平まつぴら御免下ごめんくださるべしと平蜘ひらくもの如くになつて詫入わびいるにぞ半四郎は二分の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
という声を聞くより早く、おかく婆アは飛出し、突然いきなり仁助の胸倉を取り、横頬よこっつら擲倒ぶちたおす、たれて仁助は不意に驚き
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)