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はりたふ
語句 | 割合 |
張倒 | 25.0% |
撲倒 | 25.0% |
擲倒 | 25.0% |
殴倒 | 25.0% |
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剥出し大音に
汝云せて置ば
方※がないびんしやんとすると
張倒すぞと
敦圉切つて
罵るをナンダ張倒すイヤ置て呉れ汝等に張倒されてお
溜り
飜しか有るものか
爰な
強曝しめと互に口から
出放題に惡口を
取て
引擔ぎ
斗筋打せ
投付るに今一人も
張倒し
蹴返し
乍に
發打白眼汝等二人は晝日中追落しする不屆者
直樣捕へ宿場へ連れ立ち御法通りにして呉ん首は入らぬか
蠢蟲めと罵りければ惡徒共此勢に恐れけん
尻込して只
眞平御免と
詫るにぞ夫なら今日は
赦して呉んと
言捨て是は
鐵拳に
撲倒す
勇氣はあれど
誠に
父母いかなる
日に
失せて
何時を
精進日とも
心得なき
身の、
心細き
事を
思ふては
干場の
傘のかげに
隱れて
大地を
枕に
仰向き
臥してはこぼるゝ
涙を
呑込みぬる
悲しさ
某し
見屆たりサア出せ/\と
詰寄に曲者は是非なく
財布より金子二分取出し
然樣ならばと差出せしかばソレ見よ持て
居ながら少しもなきなぞと
未僞るは
不屆至極なりと云ながら
握り
拳にて
横樣に
擲倒さんとする故盜人は大いに恐れアヽ
眞平御免下さるべしと
平蜘の如くになつて
詫入にぞ半四郎は二分の金を
どうでもお胸が晴れぬとあれば、殿さまの
御名代にこの奴が、女の
頬桁ふたつ三つ
殴倒して、それで御仕置はお止めになされ。