“引擔”のいろいろな読み方と例文
新字:引担
読み方割合
ひつかつ66.7%
ひきかつ16.7%
ひきかつぎ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取て夫婦二人を無理むりに一つ駕籠にのせ是でよしとて半四郎はむか鉢卷はちまき片肌かたはだぎ何の苦もなく引擔ひつかつぎすた/\道をかけながら酒屋をさして急ぎけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殘しておけよかつたに皆殺せしは是非もなしドレ參らうと半四郎一人にて引擔ひきかつぎサア/\御女中さきたゝれよと云つゝ行んとせしが半四郎は大小とてつ禪杖ぜんぢやう邪魔じやまに成たればもし御女中憚りながら此大小とつゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して來た樣な物だとつぶやき/\本町へ歸る途中とちうも長三郎思ひなやみし娘がこと言はぬもつらし言も又恥しゝとは懷中ふところそだちの大家の息子むすこ世間せけん見ず胸に餘て立歸るもあまりはやしと思ふより如何したことと兩親が問ば先刻せんこく音羽まで參りましたが腹痛ふくつうにて何分なにぶん心地こゝちあしければ王子へ行ずに立歸りしと答へて欝々うつ/\部屋に入り夜具やぐ引擔ひきかつぎ打臥うちふししが目先に殘るは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)