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投付
あんな奴があるから
此方等が貧乏するのだと云いさま、私の
持てる小皿を二、三枚
投付けたら、一番
仕舞の一枚で三味線の
音がプッツリ
止んだ。
前には
此横穴の
前まで、
參詣人を
寄せたのであるが、それでは
線香で
燻べたり、
賽錢を
投付けたりするので、
横穴の
原形の
毀損する
虞れが
有る
爲に、
博士は
取調上の
必用から、
先日警察に
交渉し
投付しにぞ清三郎は
怒り
汝れ此間も四日市にて我を
擲き今又
斯投付る事
此返報覺え居よと
罵りけるに扨は四日市の
盜人は
汝かと云はれてハツと思ひしかば
後を
お高へ
渡種々源八が
戀慕ふ樣子を物語りければお高は大に
憤り文を
投付一言も云はず
直に母へ右の事を
話せしにぞ父も此事を
聞然樣の者は
暇を
遣すに
如はなしと與八へは
永の暇を