“交渉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうしょう39.3%
かうせふ21.4%
かうしやう7.1%
かうせう7.1%
かけあ7.1%
わたり7.1%
あた3.6%
かうしよう3.6%
ゆかり3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツルとはその後、同じ村にいながら長いあいだ交渉こうしょうをたっていたが、私が中学を出たときおりがあって手紙のやりとりをし、あいびきもした。
花をうめる (新字新仮名) / 新美南吉(著)
また有力いうりよくなる銀行團ぎんかうだん援助ゑんじよもとめることは、充分じうぶん了解れうかい事實じじつあらは意味いみおいもつと必要ひつえうかんがへてクレデイツトの設定せつてい交渉かうせふ開始かいししたのであるが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
(二十三年四月)廿にぢう二年の十二月でした、篁村翁くわうそんおう読売新聞社よみうりしんぶんしや退いたにいて、わたしに入社せぬかと高田氏たかだしからの交渉かうしやうでしたから、すぐおうじて、年内ねんない短篇たんぺんを書きました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
れが實際問題じつさいもんだいになると、土地とち状態じやうたい風土ふうど關係くわんけい住者ぢうしや身分みぶん境遇きやうぐう趣味しゆみ性癖せいへき資産しさん家族かぞく職業しよくげふその種々雜多しゆ/″\ざつた素因そいん混亂こんらんしてたがひあい交渉かうせうするので
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
切って、今のうち黒田に泣きついて、何とかしてもらったらどう。その話ならうちの旦那に相談したら、先方へ交渉かけあってもらえないこともなかろうと思うがね。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
だから役をひいた時、知人やら親族の者が、隠居仕事を勧め、中には先方にほぼ交渉わたりをつけて物にして来てまで勧めたが、ことごとく以上の理由で拒絶してしまったのである。
二老人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
江戸根津権現のうら曙の里の剣道指南小野塚鉄斎方に秘蔵されていると知られたから、江戸の留守居役をとおして金銀に糸目をつけずに交渉あたらせてみたが、もとより伝家の重宝
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
まへには此横穴このよこあなまへまで、參詣人さんけいにんせたのであるが、それでは線香せんかうくすべたり、賽錢さいせん投付なげつけたりするので、横穴よこあな原形げんけい毀損きそんするおそれがために、博士はかせ取調上とりしらべじやう必用ひつようから、先日せんじつ警察けいさつ交渉かうしよう
「おおカアルよ、本当の事でしょうか、ドルイドたちは——キリストと二人の神たちの僕、わたしたちがクルディと呼んでいるあの白い衣の人達は、あなたもその一人と見ますが、あの人たちは女とすこしの交渉ゆかりもないということは」
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)