擲倒はりたお)” の例文
おかめも驚き取付く所を横面よこつら擲倒はりたおす、又這寄ってしがみ付くうち、ずる/\とおえいを仁助が引ずりながら脇道へ入り込む。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
余は此の言葉を聞きお浦を擲倒はりたおして遣り度い程に思ったが爾も成らず、且は此の美人が果してお酉で有るか否やを見極め度いと云う心も少しは有る
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)