“礁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はえ37.5%
しょう12.5%
いは12.5%
いわ12.5%
かくれいわ12.5%
ハヘ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沙を掘りはえを砕いていたが、其のじゃりじゃりと云う沙を掘る音と、どっかんどかんと云う石を砕く音は、波の音とともに神経を掻きまぜた。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
パール・エンド・ハーミーズしょうの北の沖を、西にむかって、暗礁あんしょうをよけて航海中、とつぜん、水平線に黒煙が二すじ三すじ、立ちのぼるのを見た。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
珊瑚さんごいはに沈みたり
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
凸凹でこぼこ凸凹凸凹と、かさなって敷くいわを削り廻しに、漁師が、天然の生簀いけす生船いけぶねがまえにして、さかなを貯えて置くでしゅが、たいかれいも、梅雨じけで見えんでしゅ。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかるに明治年間ある知事の時代に、たぶん机の上の学問しか知らないいわゆる技師の建言によってであろう、このかくれいわが汽船の出入りの邪魔になると言ってダイナマイトで破砕されてしまった。
藤棚の陰から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
光りつゝ ハヘにむれつく海鴎ウミネコの 一羽も鳴かぬ音の 立ち来も
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)