“いひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イヒ
語句割合
40.3%
32.3%
16.1%
8.1%
1.6%
畏避1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今我々の食うのは、昔の日本人のいういひではなく、かゆすなわちカタカユというものである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いへにあればにもるいひを草まくら旅にしあれば椎の葉にもる」とは行旅の情をうたったばかりではない。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ひゆのやうに紫ばんだ薔薇ばらの花、賢明はフロンド黨の姫君の如く、優雅いうがはプレシウズれんの女王ともいひつべきひゆのやうに紫ばんだ薔薇ばらの花
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
もしあらびとは、ひらるゝ人いさゝかも強ふる人にくみせざる時生ずるものゝいひならば、これらの魂はこれによりて罪をのがるゝことをえじ 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
遊びにふければ是非思はぬいたづらもするもので、私はこの日父のいひつけを忘れてウツカリ桃の実を屋根へはふり挙げ、二階座敷へ近ごろいれた大版のガラス二枚こはし升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
かれ室内しつないあるはじめたが、やが小聲こゞゑまたいひす。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
石亭せきてい雲根志うんこんしに狐の玉のひかる事をいひしが、狐火は玉のひかるにもあらずかし。
ある時翁の物がたりに、此ほど白氏はくし文集を見て、老鶯らうあういひ病蚕びやうさんといへる言葉のおもしろければ、
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あたかも疑ひをいだく者が、智あり徳あり愛ある人の教へをねがふごとく、我いひけるは 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ベアトリーチェは、あたかも物言はんと思ひつゝ言はざる人の如くなりし我を惹行ひきゆき、さていひけるは。見よ白衣びやくえむれのいかばかり大いなるやを 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いひけらく、人インドの岸に生れ(かしこにはクリストの事を説く者なく、讀む者も書く者もなし) 七〇—七二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そこで官は先ず明法みょうぼう博士らに命じて、許容違法の罪の有無を考断せしめたが、博士らは少納言の権威を畏避いひして、正当なる答申をすることが出来なかった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)