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云
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いひ
ふりがな文庫
“
云
(
いひ
)” の例文
石亭
(
せきてい
)
が
雲根志
(
うんこんし
)
に狐の玉のひかる事を
云
(
いひ
)
しが、狐火は玉のひかるにもあらずかし。狐の玉といふ物の光ると常に見る狐火とは別なるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
せんと思ふ所に
斯
(
かく
)
の如く
住持
(
ぢうぢ
)
の
情
(
なさ
)
け深く教へて
呉
(
くれ
)
ける故大いに悦び拜々有難う御座りますと
云
(
いひ
)
つゝ彼の位牌壇より
壁
(
かべ
)
に有る
足溜
(
あしだま
)
りへ足を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ある時翁の物がたりに、此ほど
白氏
(
はくし
)
文集を見て、
老鶯
(
らうあう
)
と
云
(
いひ
)
、
病蚕
(
びやうさん
)
といへる言葉のおもしろければ
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
若童
生
(
うま
)
れさせ
給由承候
(
たまひしよしうけたまはりさふらふ
)
。目出たく覺へ
候
(
さふらふ
)
。
誠
(
まこと
)
に今日は
八日
(
やうか
)
にて
候
(
さふらふ
)
も、
彼
(
かれ
)
と
云
(
いひ
)
此
(
これ
)
と
云
(
いひ
)
、
所願
(
しよぐわん
)
しほ(潮)の指す如く、春の野に華の開けるが如し。然れば、いそぎいそぎ
名
(
な
)
をつけ
奉
(
たてまつ
)
る。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
御台所まかなひし侍る横田と
云
(
いひ
)
し者、院主へ米五石御かし候へと申ければ、此山はむかしよりさやうのたくはへは多くし侍らず、坂本よりつゞけ候へば、無
レ
之よし
被
レ
申
まうされて
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
又右の紀に、辺土と中州を
対
(
むかへ
)
云
(
いひ
)
しに依ては、此五字を
外
(
ト
)
つ国のとも訓べし。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
茲
(
ここ
)
宇宙の果よと星の
云
(
いひ
)
得ざる
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
嫌ひ一向に構ひ付ず
睾丸
(
きんたま
)
も釣方とやら私し共でも得心せぬ故長屋の
泥工
(
さくわん
)
の
棟梁
(
とうりやう
)
は年頃と
云
(
いひ
)
人も
尊敬
(
そんきやう
)
する者なれば此者を以て勘太郎は
店立
(
たなだて
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
土芳
(
とはう
)
云
(
いふ
)
、翁
曰
(
いはく
)
、学ぶ事は常にあり。席に臨んで文台と我と
間
(
かん
)
に
髪
(
はつ
)
を入れず。思ふこと
速
(
すみやか
)
に
云
(
いひ
)
出
(
いで
)
て、
爰
(
ここ
)
に
至
(
いたり
)
てまよふ念なし。文台引おろせば即
反故
(
ほご
)
なりときびしく示さるる
詞
(
ことば
)
もあり。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
能
(
よき
)
屋敷
(
やしき
)
方へ御奉公に差上るなりと
云
(
いひ
)
勸
(
すゝ
)
め
彼惡婆
(
かのあくば
)
のお定を三次が出入の御屋敷の老女と爲し御
取替
(
とりかへ
)
金などと僞りて
僅
(
わづ
)
かの金子をお安に與へ妹娘のお富を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
云
漢検準1級
部首:⼆
4画
“云”を含む語句
云々
云付
云懸
云張
云掛
云云
云訳
云附
云出
云合
云爾
仰云
云為
云事
斯々云々
云置
云紛
云放
云兼
云立
...