“反故”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほご94.4%
ほぐ3.7%
ほんご1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は反故ほご紙の二寸角に切ったのを与えられていて、それに必要な品目と代価を書き、父のところへ持っていって金を貰うのである。
雪と泥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
要するに何らの価値もない反故ほぐにすぎないことは明らかだった。
仏国の統一はいたずらに形式のみに偏し、彼らは卒業証書を受くる瞬間に於て、多年学校に於て修習せしすべてを失却しっきゃくして卒業証書は只一片の反故ほんご同然たるの幣におちいっておる。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)