母は反故紙の二寸角に切ったのを与えられていて、それに必要な品目と代価を書き、父のところへ持っていって金を貰うのである。
その頃津田さんのところで描かれた絵の一枚が、この「書架と花」であって、それが反故にまぎれ込んで、戸棚の中に放り込まれていた。
“反故”の意味
“反故(紙背文書)”の解説
紙背文書(しはいもんじょ)とは、和紙の使用済みの面を反故(ほご)として、その裏面を利用して別の文書(古文書)が書かれた場合に、先に書かれた面の文書のことをいう。後で書かれた文書が主体となるので、先に書かれた文書が紙背(裏)となる。裏文書(うらもんじょ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
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