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『立枯れ』
ふりがな文庫
『
立枯れ
(
たちがれ
)
』
穏かな低気圧の時、怪しい鋭い見渡しがきいて、遠くのものまで鮮かに近々と見え、もしこれが真空のなかだったら……と、そんなことを思わせるのであるが、そうした低気圧的現象が吾々の精神のなかにも起って、或る瞬間、人事の特殊な面がいやになまなましく見 …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1933(昭和8)年7月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約42分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一寸
(
いっすん
)
形体
(
えたい
)
反故
(
ほご
)
弁義
(
ジャスチファイ
)
木斛
(
もっこく
)
首肯
(
うなず
)