“木斛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もっこく83.3%
もつこく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬青樹扇骨木、八ツ木斛なぞいう常磐木の葉が蝋細工のように輝く。大空は小春の頃にもまして又一層青く澄み渡って見える。
写況雑記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
久保田さんは一歩半ばかりよろめいて、ひょいと向うを見ると、木斛の粗らな下枝の茂みの彼方に、高等学校の受験準備をしてる長男の洋太郎が、寝間着姿で縁側に立っていた。
人の国 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
時節は十一月のはじめ、小春の日かげに八ツ手の花はきら/\と輝き木斛の葉は光沢を増し楓は霜にそまり、散るべき木の葉はもう大抵ちつてしまつた後である。
枯葉の記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)