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『枯葉の記』
ふりがな文庫
『
枯葉の記
(
かれはのき
)
』
○ おのれにも飽きた姿や破芭蕉 香以山人の句である。江戸の富豪細木香以が老に至つて家を失ひ木更津にかくれすんだ時の句である。辞世の作だとも言伝へられてゐる。 或日わたくしは台処の流しで一人米をとぎながら、ふと半あけてあつた窓の外を見た時、破 …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「不易 第八巻第一号」不易発行所、1944(昭和19)年1月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
気
(
げ
)
木斛
(
もつこく
)
片
(
きれ
)
俯向
(
うつむ
)
光沢
(
つや
)
半
(
なかば
)
蓮
(
はす
)
題名が同じ作品
枯葉の記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)