『枯葉の記』
○ おのれにも飽きた姿や破芭蕉 香以山人の句である。江戸の富豪細木香以が老に至って家を失い木更津にかくれすんだ時の句である。辞世の作だとも言伝えられている。 ある日わたくしは台処の流しで一人米をとぎながら、ふと半あけてあった窓の外を見た時、 …
著者 | 永井荷風 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「不易 第八卷第一號」1944(昭和19)年1月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
騒
気
危
止
雁
片
眺
堤
調
袂
淵
紙魚
翻
萎
落魄
蓮
蘆荻
行詰
黄昏
褪
豪奢
銀杏
鐘
飽
飽果
俄
宵
俯向
光沢
半
叙景
台処
名残
唯
夕霞
奇警
宜
氷川
感懐
択
掲
既
望
木斛
枯淡
枯蘆
楓
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