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夕霞
ふりがな文庫
“夕霞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆうがすみ
87.5%
ゆふがすみ
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうがすみ
(逆引き)
逃げ散る白い影を
夕霞
(
ゆうがすみ
)
の果てに見失うに至って、菊王もとたんにガクと気がゆるんだ。火みたいな息と一しょに、草むらに腰をついた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は元気よくこう答えると、もう若者には用がないと云ったように、
夕霞
(
ゆうがすみ
)
のたなびいた春の河原を元来た方へ歩き出した。彼の心の中には、今までにない幸福の意識が波立っていた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
夕霞(ゆうがすみ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ゆふがすみ
(逆引き)
鯱
(
しやち
)
と
鯨
(
くぢら
)
の
中
(
なか
)
へ、
芝海老
(
しばえび
)
の
如
(
ごと
)
く、
呑
(
の
)
まれぬばかりに
割込
(
わりこ
)
んで、
一
(
ひと
)
つ
吻
(
ほつ
)
と
呼吸
(
いき
)
をついて、
橋場
(
はしば
)
、
今戸
(
いまど
)
の
朝煙
(
あさけむり
)
、
賤
(
しづ
)
ヶ
伏屋
(
ふせや
)
の
夕霞
(
ゆふがすみ
)
、と
煙
(
けむ
)
を
眺
(
なが
)
めて、ほつねんと
煙草
(
たばこ
)
を
喫
(
の
)
む。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夕霞(ゆふがすみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
霞
漢検準1級
部首:⾬
17画
“夕”で始まる語句
夕
夕餉
夕飯
夕陽
夕方
夕靄
夕闇
夕日
夕暮
夕焼
“夕霞”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡太郎
永井荷風
泉鏡花
芥川竜之介