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枯淡
ふりがな文庫
“枯淡”の読み方と例文
読み方
割合
こたん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こたん
(逆引き)
見ると、岩をけずって、
数行
(
すうぎょう
)
の文字が
小柄
(
こづか
)
で
彫
(
ほ
)
りのこされてある。それは、うたがう
余地
(
よち
)
もなく、
果心居士
(
かしんこじ
)
らしい
枯淡
(
こたん
)
な
筆
(
ひっ
)
せきで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「一匹の
蛙
(
かえる
)
が、古池に飛び込んだ」と訳しただけでは、俳句のもつ
枯淡
(
こたん
)
なさび、風雅のこころ、もののあわれ、といったような、東洋的な「深さ」は
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
水の中に倒れて、その葉もすでに朽ち、折れた茎の乱れ立つ中に空になった蓮の実のところどころに残っている形には
枯淡
(
こたん
)
の趣が味い得られるからであろう。
枯葉の記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
枯淡(こたん)の例文をもっと
(10作品)
見る
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
淡
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
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枯淡虚静
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