“もっこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木斛75.0%
木国12.5%
木檞12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久保田さんは一歩半ばかりよろめいて、ひょいと向うを見ると、木斛もっこくの粗らな下枝の茂みの彼方に、高等学校の受験準備をしてる長男の洋太郎が、寝間着姿で縁側に立っていた。
人の国 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
大正十五年二月十三日 田村木国もっこく上京歓迎小集。発行所。二十日、内藤鳴雪逝く。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
大阪の木国もっこく、新潟の今夜、みづほ、他に鳴雪、温亭等。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
奥庭には、松やかや木檞もっこくや、柏もゆずの木も、梅も山吹も海棠もあって、風に桜の花片は飛んで来ることはあっても、外通りは堅気一色な、花の木などない大問屋町であった。