旧聞日本橋きゅうぶんにほんばし25 渡りきらぬ橋25 わたりきらぬはし
お星さまの出ていた晩か、それとも雨のふる夜だったか、あとで聞いても誰も覚えていないというから、まあ、あたりまえの、暗い晩だったのであろう。とにかく、あたしというものが生まれた。 戸籍は十月の一日になっているが、九月廿八日だとか廿九日だとか、 …
作品に特徴的な語句
しと むしろ しど 他人しと もの しと もの 冷水みず 大家おおどこ いま 白々しらしら わずら はば しも 裁断たっ 白紙かみ 持上もた 菊石きくせき いと だな 定日じょうび やっこ あね ひい かみ 明瞭はっきり しつ いまし 時機とき 御方おかた 便次つて 木檞もっこく 登旗のぼり 白髪しらが 先刻さっき 内密ないしょ すす 発句ほっく 初児ういご 生々なまなま 十重とえ 珠算たまざん 各自めいめい 欠伸あくび 皆目かいもく 盲目めくら 老女としより 芳幾よしいく 菊石あばた 信夫しのぶ 以前もと 九歳ここのつ 資本もとで 跣足はだし 鍾愛しょうあい かど 門出かどで 階下した 御番ごばん 妹弟きょうだい うち 安備やすとも おお 定木じょうぎ 四辺あたり 巾着きんちゃく 帰途かえり 商業しょうばい 廉品そまつ あと 溪石けいせき 志望こころざし 性質たち 和綴わとじ 日数ひかず 書籍ほん 束脩そくしゅう ゆず 榛原はいばら かや 大門おおもん 洋燈ランプ 清潔きれい 渡船わたし
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