“初児”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ういご75.0%
はつご25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父には三人目の子、母には初児（ういご）だが、あたしが生まれたときには、姉も兄も、みな幼死していなかった。
旧聞日本橋：25 渡りきらぬ橋 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)
老いの初児（ういご）というのを、長崎屋三郎兵衛の手から事なくうばい取ったが、あとの、成りゆきを見さだめるために、いつまでも、この河岸に佇んでいることが出来ない。
雪之丞変化 (新字新仮名) ／ 三上於菟吉(著)
そして春生れたというので「春子」と名をつけ、初児（はつご）のお祝いをした。
何が私をこうさせたか：――獄中手記―― (新字新仮名) ／ 金子ふみ子(著)