“大門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおもん47.2%
だいもん32.1%
おほもん17.0%
おほと1.9%
おほど1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不夜城を誇り顔の電気燈にも、霜枯れ三月みつきさびしさはのがれず、大門おおもんから水道尻すいどうじりまで、茶屋の二階に甲走かんばしッた声のさざめきも聞えぬ。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
このは、まちは、いつもとことなって、いろいろの夜店よみせが、大門だいもん付近ふきんから、大通おおどおりにかけて、両側りょうがわにところせまいまでならんでいました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
可厭いや大袈裟おほげさあらはしたぢやねえか==陰陽界いんやうかい==なんのつて。これぢや遊廓くるわ大門おほもんに==色慾界しきよくかい==とかゝざあなるめえ。」
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ともしびの明石あかし大門おほとらむわかれなむいへのあたりず 〔巻三・二五四〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
とあれば、大門おほどからりとりつ。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)