“水道尻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいどうじり57.1%
すいだうじり28.6%
すゐだうじり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不夜城を誇り顔の電気燈にも、霜枯れ三月みつきさびしさはのがれず、大門おおもんから水道尻すいどうじりまで、茶屋の二階に甲走かんばしッた声のさざめきも聞えぬ。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
ねへ美登利さん今度一処に写真を取らないか、れは祭りの時の姿なりで、お前は透綾すきやのあらじまで意気ななりをして、水道尻すいだうじりの加藤でうつさう、龍華寺の奴が浦山しがるやうに
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さかりと咲亂さきみだれ晝と雖も花明はなあかりまばゆきまでの別世界べつせかい兩側りやうがはの引手茶屋も水道尻すゐだうじりまで花染はなぞめ暖簾のれん提灯ちやうちん軒を揃へて掛列かけつらね萬客の出入袖を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)