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水道尻
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すいどうじり
ふりがな文庫
“
水道尻
(
すいどうじり
)” の例文
不夜城を誇り顔の電気燈にも、霜枯れ
三月
(
みつき
)
の
淋
(
さび
)
しさは
免
(
のが
)
れず、
大門
(
おおもん
)
から
水道尻
(
すいどうじり
)
まで、茶屋の二階に
甲走
(
かんばし
)
ッた声のさざめきも聞えぬ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
十二日も十三日も盂蘭盆の
草市
(
くさいち
)
で、廓も大門口から
水道尻
(
すいどうじり
)
へかけて人の世の秋の哀れを一つに集めたような寂しい草の花や草の実を売りに出る。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
仲
(
なか
)
の
町
(
ちょう
)
も
水道尻
(
すいどうじり
)
に近い、
蔦屋
(
つたや
)
という引手茶屋で。間も無く
大引
(
おおび
)
けの
鉄棒
(
かなぼう
)
が廻ろうという時分であった。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
溜
(
ため
)
に寄った方が
水道尻
(
すいどうじり
)
、日本堤から折れて
這入
(
はい
)
ると
大門
(
おおもん
)
、大江戸のこれは北方に当る故
北国
(
ほっこく
)
といった。
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
“水道”で始まる語句
水道
水道橋
水道端
水道町
水道路
水道口
水道栓
水道際
水道税
水道工事