“大引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおび42.9%
おおびけ42.9%
おほびけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこしおそいが、大引おおびけ過ぎのこぼれを拾いに、吉原なかへでもかせぎに行こうと、今し本所ほんじょのほうから、吾妻橋の袂へさしかかっていた一ちょうの辻駕籠。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
とコソ/\話をして居りましたが、幾ら小声でいっても大引おおびけ近い頃ゆえ手に取るように屏風の中へ聞えましたから、小三郎は驚きまして
いつも——仲町へ行つても一とわたり張店を眺めて大引おほびけ前に歸るのがこちとらの贅澤さ、お大盡の眞似をする氣もないが、たまには廣い階子段を威勢よく上がつて見度くなるよ——と