“珠算”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまざん66.7%
しゅざん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからその勘定の仕方がチベット人のは非常に面倒なものであって、筆算も珠算たまざんもないのであります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
例により珠算たまざんと、細かい字と、硫黄の標本をつくったり、種々にして手に入れる硫黄の一つまみを燃したり製煉したりして、庭隅に小さな釜をこしらえたりして首をひねっていた。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
生きている軍隊よりもあざやかに、まるで、珠算しゅざんのたまが、一せいに落ちるようであった。
人造人間の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
尋常代用小学校といっても小さく書いてあるだけで、源泉学校だけの方が通りがよかった。おも珠算しゅざんと習字と読本だけ、御新造ごしんぞさんも手伝えば、おばあさんもお手助けをしていた。