“定木”の読み方と例文
読み方割合
じょうぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸い貯えて有りました烏犀角うさいかくを春見がしきり定木じょうぎの上で削って居ります所へ、夕景に這入はいって来ました男は、矢張やはり前橋侯の藩でごく下役でございます
それから鉛筆をとって、十幾つの見世物館の軒先から一間ばかりうしろの方に定木じょうぎを当てると、ズーと太い線を引いた。
わたしの家でも抱え車は父の裁判所行きの定用じょうようのほかは乗らなかったので、何でも偉い事は父親が定木じょうぎであった心には、なるほど偉い芸妓だと思った。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)