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定木
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じょうぎ
ふりがな文庫
“
定木
(
じょうぎ
)” の例文
幸い貯えて有りました
烏犀角
(
うさいかく
)
を春見が
頻
(
しきり
)
に
定木
(
じょうぎ
)
の上で削って居ります所へ、夕景に
這入
(
はい
)
って来ました男は、
矢張
(
やはり
)
前橋侯の藩で
極
(
ごく
)
下役でございます
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから鉛筆をとって、十幾つの見世物館の軒先から一間ばかりうしろの方に
定木
(
じょうぎ
)
を当てると、ズーと太い線を引いた。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
わたしの家でも抱え車は父の裁判所行きの
定用
(
じょうよう
)
のほかは乗らなかったので、何でも偉い事は父親が
定木
(
じょうぎ
)
であった心には、なるほど偉い芸妓だと思った。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
菊五郎と鴈治郎とはもとより
雲泥
(
うんでい
)
の相違あるものなれば並べていひ
出
(
いづ
)
るは誤りなれども近頃鴈治郎を見馴れし目より当年の菊五郎を思へば幕明きし時
定木
(
じょうぎ
)
を
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
数学の
中
(
うち
)
に幾何というものがある。幾何を学ぶにわ、是非とも
定木
(
じょうぎ
)
が入る。その定木の中に、三角定木というのがある。——これわ大方
諸君
(
みなさん
)
も御存じでしょう。
三角と四角
(その他)
/
巌谷小波
(著)
▼ もっと見る
……わたしなら
定木
(
じょうぎ
)
をあててやるのだけれど。
神童
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
有合
(
ありあわ
)
せた
槻
(
けやき
)
の
定木
(
じょうぎ
)
を取って
突然
(
いきなり
)
振向くとたんに、助右衞門の
禿
(
は
)
げた頭をポオンと打ったから、頭が
打割
(
ぶちわ
)
れて、血は八方へ散乱いたして
只
(
たっ
)
た
一打
(
ひとうち
)
でぶる/\と身を振わせて倒れますと
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
定木
(
じょうぎ
)
とか、模様ものの下絵を描いた、西の内紙で張って、絹さなだ紐をつけた、お召物たとう紙などが残っていたり、将軍さま御用の残り裂れで、人形の帯や
巾着
(
きんちゃく
)
が出来ていたが——もっとも
旧聞日本橋:25 渡りきらぬ橋
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
むら/\と起りました悪心から致して、
有合
(
ありあ
)
う
定木
(
じょうぎ
)
をもって清水助右衞門を
打殺
(
うちころ
)
す。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
腕はその当時いい男だといわれていたのに、弁当も自分持ちで、
定木
(
じょうぎ
)
も筆も持参で来て、ひどい机だけかりて仕事をして、それで一日がたった天保銭一枚(当時の百文・明治廿年代まで八厘)。
旧聞日本橋:22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“定木”の意味
《名詞》
直線または曲線などの線を描くための用具。
標準。規則。手本。
(出典:Wiktionary)
“定木(
定規
)”の解説
定規(じょうぎ、定木)は、直線や曲線、角を引くために用いる文房具。物を切断する時にあてがって用いることもある。素材は主に合成樹脂、アルミニウムやステンレスなどの金属、竹など伸縮や狂いの少ない素材が用いられる。
(出典:Wikipedia)
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“定”で始まる語句
定
定紋
定命
定規
定宿
定法
定業
定石
定連
定期市