“定業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうごう70.0%
ぢやうごふ20.0%
さだめ5.0%
じようごう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに男は出先で病気にかかります。細君は看病に怠りはございませんが、定業じょうごうはしかたのないものでとうとう死んでしまいます。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つくしたれど定業ぢやうごふのがれ難く母は空敷むなしくなりにけり兵助の愁傷しうしやう大方ならずされなげき甲斐かひ無事なきことなれば泣々も野邊の送りより七々四十九日のいとなみもいとねんごろにとふらひける。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
定業さだめは早し。むさぼる墳墓はかしこに待つ。
定業じようごうのわが行末もしらま弓
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)