“さだめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
運命45.2%
33.9%
規定6.5%
命運3.2%
制度1.6%
1.6%
定規1.6%
宿命1.6%
法則1.6%
理数1.6%
(他:1)1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが私の身にふりかかっている、命の預言! この世の運命さだめ……そんなことがあるものか、私は長く長く此処に居て、五色の糸を織る身じゃもの。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
アルトニヤ人の大将はびくりとした。彼にはこの生きる運命さだめが死ぬ運命さだめよりも悲しかった。怒りの火炎が眼に燃えて、脣が反った。
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
「いいえ、そのことについては、私、少しもお怨みはしておりませんの、何事も、運命さだめですわ。それに、父の方だって、私の知らない間に、大変悪いことをして……」
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
汝等斯くして淵の律法おきてを破れるか、はた天上のさだめ新たに變りて汝等罰をうくといへどもなほわが岩に來るをうるか。 四六—四八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
学円 ある! 何か、明六つ、暮六つ……丑満うしみつ、と一昼夜に三度鳴らす。その他は一切音をさせないさだめじゃと聞いたが。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夫人は出で迎へて、好くこそ來給ひたれ、君等のさだめの日を待たで來給はんは何時いつなるべきと、兼ねてより思ひ居たりといふ。
頃日このごろく——當時たうじ唯一ゆいつ交通機關かうつうきくわん江戸えど三度さんどとなへた加賀藩かがはん飛脚ひきやく規定さだめ
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
花馬車競技の会長たるの名誉をも与えようという華々しき規定さだめゆえ、もとより金銭かねに糸目をつけぬ封侯富豪、我れこそは今年の一等賞を獲得して、金銭に換え難き光栄をいだき取ろうと
又た御聴き下だすつたでせう、けれ共私は今日こんにちに至る迄、貴嬢との友誼いうぎの上に何の障礙しやうがいをも見なかつたと思ふ、是れは規定さだめの祈祷会や晩餐会にまさりて、天父の嘉納まします所では無いでせうか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
命運さだめを追うてきて歸らむ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
命運さだめよなにのたはむれぞ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
天の命運さだめの悲しさよ。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
われらの規則おきてあるいは制度さだめを他国の人に通ぜんとする者あらざるべし。
思わぬ人の誰なるかを知りたる時、あめしたに数多く生れたるもののうちにて、この悲しきさだめめぐり合せたる我を恨み、このうれしきさちけたるおのれをよろこびて、楽みと苦みのないまじりたる縄を断たんともせず、この年月としつきを経たり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人を殺せば自分も死なねばならぬというまず世の中に定規さだめがあるから、我身わがみを投出して、つまり自分が死んでかかって、そうしてその憎い奴を殺すのじゃ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その水は、光がその水面に閃いていて、私が岸に何も知らずに立っている時に、永遠の氷にとざされる宿命さだめになっていたのだ。
その書物は、私がたった一頁だけ読んでしまうと、永久に永久にぴたりと閉じられる宿命さだめになっていたのだ。
天地てんちあいだにはそこにうごかすことのできぬ自然しぜん法則さだめがあり、竜神りゅうじんでも、人間にんげんでも、その法則さだめそむいては何事なにごともできぬ。
念力ねんりき無論むろん大切たいせつで、念力ねんりきなしには小雨こさめひとらせることもできぬが、しかしその念力ねんりきは、なにいても自然しぜん法則さだめかなうことが肝要かんようじゃ。
「これによれば、もう順位には何の文句もいざこざもないはずだ。天地の理数さだめに決まっていたもの。従うほかないではないか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
運命神さだめをこそはしのびしか。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)