“念力”の読み方と例文
読み方割合
ねんりき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ところが帰れぬゆえ、幽霊の念力ねんりきは広大なものでござるよ。二万四千石とやらのそのお顔、時折りは鏡にうつして御覧召されるかな」
念力ねんりき無論むろん大切たいせつで、念力ねんりきなしには小雨こさめひとらせることもできぬが、しかしその念力ねんりきは、なにいても自然しぜん法則さだめかなうことが肝要かんようじゃ。
「とうとう私の念力ねんりきが届いた。東京はもう見渡す限り、人気ひとけのない森に変っている。きっと今にきんさんにも、遇う事が出来るのに違いない。」
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)