“有合”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ありあい32.0%
ありあ24.0%
ありあわ24.0%
ありあわせ8.0%
ありあう4.0%
ありあはせ4.0%
ありあふ4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“有合”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸17.7%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗史・民俗誌・民族誌2.9%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
正午になって迎えが来ても根をやして、有合ありあい午飯ひるめしを一緒に済まして三時ごろまでも話し込んだ。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
紺足袋の塵埃ほこりを払って上へあがる。粂之助は渋茶と共に有合ありあい乾菓子ひがしか何かをそれへ出す。
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お葉はその姿を見ると共に、有合ありあう小石を拾って投げ付けると、つぶては飛んで市郎のたもとに触れた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼女かれは慌てて又もや座敷へ引返ひっかえして、有合ありあ燐寸まっち我袂わがたもとに入れた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と云いながら、有合ありあわせた細い粗朶そだで多助の膝をピシイリ/\とちますから、多助は泣きながら、
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は、大急ぎで階段を駈け降りて、有合ありあわせの下駄を突っ掛けたが、一足躍り出した途端に思わず固唾かたずを呑んで、釘付けになった。
生不動 (新字新仮名) / 橘外男(著)
防腐外科なんぞは、翁は分っている積りでも、実際本当には分からなかった。丁寧に消毒した手を有合ありあわせ手拭てぬぐいくような事が、いつまでも止まなかった。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
若いうちにはあることで、新五郎はやみに紛れてこっそり店へ這入って、此のうちへ来る時差して来た大小を取出し、店に有合ありあわせの百金を盗み取って逐電いたしましたが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「しんき辛苦の乱れ髪、びんのおくれも気ざわりと、有合ありあう鏡台きょうだい抽斗ひきだしの、つげの小櫛もいつしかに、替り果てたる身のうさや、心のもつれとき櫛に、かかる千筋ちすじのおくれ髪、コハ心得ずと又取上げ、解くほどぬける額髪ひたいがみ、両手に丸めて打ながめ……」
暴風雨の夜 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
大丼が出たり、小皿が出たりするところを見ると、何が無くとも有合ありあはせのもので一杯出して、地主に飲んで貰ふといふ積りらしい。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
家説云かせつにいはく、元祿七年十一月廿三日、御能有之おんのうこれあり、公羽衣のシテ被遊あそばさる、御中入之節御樂屋に、紋太夫を御手討に被遊候あそばされそろ、(中略)、御樂屋に有合ありあふ人々八方へ散亂せし内に
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)