“御祖師様”の読み方と例文
読み方割合
おそしさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お葉は折柄おりからの雨をしのぐ為に、有合ありあう獣の皮を頭から引被ひっかぶって、口には日頃信ずる御祖師様おそしさまの題目を唱えながら、跫音あしおとぬすんで忍び出た。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「多加ちゃん? 多加ちゃんはもう大丈夫ですとも。なあに、ただのおなかくだしなんですよ。あしたはきっと熱がさがりますよ」「御祖師様おそしさま御利益ごりやくででしょう?」
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
伯父夫婦が仏壇の前で一心不乱に団扇うちわ太鼓や拍子木を叩いて御題目を唱えているではありませんか。一体彼等の一家は狂的な日蓮宗にちれんしゅうの信者で、一にも二にも御祖師様おそしさまなんです。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)