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有合
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ありあい
ふりがな文庫
“
有合
(
ありあい
)” の例文
伴「おみね、まだ寝ずか、もう夜なべはよしねえ、身体の毒だ、大概にして置きな、今夜は一杯飲んで、そうして寝よう、何か
肴
(
さかな
)
は
有合
(
ありあい
)
でいゝや」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わっし
)
が飲んでいました
有合
(
ありあい
)
御肴
(
おんさかな
)
というお
極
(
きま
)
りの一膳めしの前なんざ、小さな
原場
(
はらっぱ
)
ぐらい小広うございますのに——それでも左右へ並ばないで、
前後
(
あとさき
)
になって、すっと連立って通ります。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
正午になって迎えが来ても根を
生
(
は
)
やして、
有合
(
ありあい
)
の
午飯
(
ひるめし
)
を一緒に済まして三時ごろまでも話し込んだ。仏蘭西から帰りたてなので、
巴黎
(
パリ
)
で捕縛されて監獄へ
投
(
ほう
)
り込まれた
咄
(
はなし
)
をボツボツ話した。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
有合
(
ありあい
)
の着物を着せるから自然中津の風とは違わなければならぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
大「はい、
好
(
よ
)
い道具を沢山所持して
居
(
お
)
る様子でございます、
今日
(
こんにち
)
は御家老のお
入来
(
いで
)
だと、何か大切な品を取出した様子で、なに
碌
(
ろく
)
なものもございますまいがほんの
有合
(
ありあい
)
で」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
奥方宗悦が
久振
(
ひさしぶり
)
で来たから
何
(
なん
)
でも
有合
(
ありあい
)
で一つ、随分飲めるから飲まして
遣
(
や
)
りましょう、エヽ奥方
勘藏
(
かんぞう
)
は居らぬかえ、エ、ナニ何か一寸、少しは有ろう、まア/\宗悦
此方
(
こちら
)
へ来な
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
紺足袋の
塵埃
(
ほこり
)
を払って上へ
昇
(
あが
)
る。粂之助は渋茶と共に
有合
(
ありあい
)
の
乾菓子
(
ひがし
)
か何かをそれへ出す。
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
有合
(
ありあい
)
の鋤を
担
(
かつ
)
いで是から二十丁もある根本の聖天山へ
上
(
あが
)
って見ると、
四辺
(
あたり
)
は
森々
(
しん/\
)
と樹木が茂って居り、裏手は絹川の
流
(
ながれ
)
はどう/\と、此の
頃
(
ごろ
)
の
雨気
(
あまけ
)
に水増して急に
落
(
おと
)
す河水の音高く
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
和尚が茶を
点
(
い
)
れたり菓子を出したり、また精進料理で旨くはないが、
有合
(
ありあい
)
で馳走に成りまして、是から極楽水を出まして、
彼
(
あ
)
れから
壱岐殿坂
(
いきどのざか
)
の下へ出て参り、水道橋を渡って小川町へ来て
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“有合”で始まる語句
有合物