“和綴”の読み方と例文
読み方割合
わとじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和綴わとじの十二三枚の紙のもので表紙には、僧に似ない行成ゆきなり流の、しなやかな筆で「寺宝及承伝書籍目録」高沢寺と書かれてあった。
(新字新仮名) / 楠田匡介(著)
鶴見が受合って、印刷させて、和綴わとじの小冊子が出るようになった。端書はしがきも添えておきたいという。鶴見が代筆をして、一枚ばかり俳文めいた文章を書いた。
ただ私は、それが和綴わとじの本で、中には色々な植物の花の絵などがあったのを、覚えているだけである。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)