“沙翁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さおう46.5%
シェクスピア9.3%
さをう7.0%
シェークスピア4.7%
しゃおう4.7%
シェクスピヤ2.3%
セキスピヤ2.3%
しやをう2.3%
シェイクスピア2.3%
シェキスピヤ2.3%
シエキスピヤ2.3%
シエクスピア2.3%
シエクスピヤ2.3%
シエークスピア2.3%
シエークスピーア2.3%
シヱークスピーヤ2.3%
セクスピアー2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と反問するが肝腎(かんじん)である。臆病(おくびょう)なる僕に一大興奮剤となった教訓は沙翁(さおう)の Be just and fear not の一言である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
しかし、さすがは作者の沙翁(シェクスピア)、実は褒美は幕の外からハムレットに与えるようになっています。何かというと、見物の深い同情です。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
若し沙翁(さをう)の『ハムレツト』を読んで、其第一幕のうち、ハムレツトが父王の亡霊と語るあたりの、戦慄を禁ぜざる光景を真に味はむと欲する者あらば、来つて我が四畳半に入れ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ところでバーベージ(エドマンド・キーン以前の沙翁劇名優)は、沙翁(シェークスピア)の作中に律語的な部分、すなわち希臘(ギリシャ)式量的韻律法が多いのを指摘していますね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
わが国の沙翁(しゃおう)近松(ちかまつ)は劇作の第一原則の一つとして、見る人に作者の秘密を打ち明かす事が重要であると定めた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心、岡倉覚三(著)
「沙翁(シェクスピヤ)が描(か)いた所を私(わたし)が評したのです。——安図尼(アントニイ)が羅馬(ロウマ)でオクテヴィアと結婚した時に——使のものが結婚の報道(しらせ)を持って来た時に——クレオパトラの……」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
博士はイプセンの流行(はや)つた当時守り本尊の沙翁(セキスピヤ)をしまひ込んだと同じ程度の鄭重(ていちよう)さで、そのフロツクコートをまた箪笥に蔵ひ込んでしまつた。
ヱレン氏は自分達の観たいと思つて居た沙翁(しやをう)劇の季節が既に過ぎた事を語つて、ツリイの今演じて居るジツケンス物へ案内しようかと云つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
沙翁(シェイクスピア)は文人として英国のみならず世界の最大の名で、その作は上下を通じて洽(あまね)く読まれ、ハムレットやマクベスの名は沙翁の伝記の一行をだも読まないものにも諳(そら)んぜられている。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
沙翁(シェキスピヤ)好きの人は熟知の通りギリシアの美少年アドニス女神ヴェヌスに嬖(へい)されしをその夫アレース神妬んで猪と現われ殺した時ヴェヌス急ぎ往(ゆ)いて蜜汁をその血に灑(そそ)ぐとたちまち草が生えた
「困つたな。己(おれ)にどんな間違ひがあつて、そんな物を呉れるといふんだらう。」と博士は眼鏡の奥で眼をくしやくしやさせながら、もしや自分が出した沙翁(シエキスピヤ)の翻訳に誤訳でもあつて
さう云ふ議論をすれば、沙翁(シエクスピア)の戯曲だつて、通俗戯曲だと云ふことになるぢやありませんか。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
ダーターフアブラ、沙翁(シエクスピヤ)の使つた字数(じかず)が何万字だの、イブセンの白髪(しらが)の数(かず)が何千本(ぼん)だのと云つてたつて仕方がない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此(この)質問(しつもん)には、ドード鳥(てう)が大思想家(だいしさうか)でないため答(こた)へることが出來(でき)ず、一本(ぽん)の指(ゆび)で其額(そのひたひ)を抑(おさ)え、長(なが)い間(あひだ)立(た)つて居(ゐ)ました(よく繪(ゑ)にある沙翁(シエークスピア)のやうな姿勢(しせい)をして)其間(そのあひだ)他(た)のものも皆(みな)默(だま)つて待(ま)つてゐました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
小説に関する御議論も中々あるらしいやうだ。荒尾君の作などは毎(いつ)でも骨灰(こつぱい)に軽蔑(けな)される、お邸の書斎には沙翁(シエークスピーア)を初めヂツケンスやサツカレイの全集が飾つてあるさうな。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
寄(よ)れば触(さは)れば高慢(かうまん)の舌(した)爛(たゞら)してヤレ沙翁(シヱークスピーヤ)は造化(ざうくわ)の一人子(ひとりご)であると胴羅魔声(どらまごゑ)を振染(ふりしぼ)り西鶴(さいくわく)は九皐(きうかう)に鳶(とんび)トロヽを舞(ま)ふと飛(と)ンだ通(つう)を抜(ぬ)かし
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵、三文字屋金平(著)
故郷の檜(ひのき)舞台に、諸外国の劇壇から裏書きされてきた、名誉ある演伎(えんぎ)を見せたのは、彼女が三十三歳の明治卅五年、沙翁(セクスピアー)の「オセロ」のデスデモナを、靹音(ともね)夫人という名にして勤めたのが
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)