“セキスピヤ”の漢字の書き方と例文
語句割合
沙翁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博士はイプセンの流行はやつた当時守り本尊の沙翁セキスピヤをしまひ込んだと同じ程度の鄭重ていちようさで、そのフロツクコートをまた箪笥に蔵ひ込んでしまつた。
阿爺おとうさん後生ですから元々通り箪笥に蔵ひ込んで置いて下さい。万一もしか私が沙翁セキスピヤ物でもる事があつたら、その折着させて戴きます。何しろ結構な仕立で、何卒どうか樟脳をどつさり入れてね……」