“シェークスピア”の漢字の書き方と例文
語句割合
沙翁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところでバーベージ(エドマンド・キーン以前の沙翁劇名優)は、沙翁シェークスピアの作中に律語的な部分、すなわち希臘ギリシャ式量的韻律法が多いのを指摘していますね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
(詠詩のための杖をたずさえて西へ行き東へと行き、英盆エーボン川のほとりに沙翁シェークスピアの跡を訪ねた。依然として三百年前の遺跡が存し、筆跡はなお香りたって故屋に満ちる思いがした。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
つまりその一句と云うのが、『ルクレチア盗みレイプ・オヴ・ルクリース』という沙翁シェークスピアの劇詩の中にあって、羅馬ローマ佳人かじんルクレチアがタルキニウスのためにはずかしめをうけ、自殺を決意する場面に現われているからなんだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)