“演伎”の読み方と例文
読み方割合
えんぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、藤十郎の指図のままに、傀儡のごとく動くのが、彼の演伎えんぎの凡てであったのだ。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
故郷のひのき舞台に、諸外国の劇壇から裏書きされてきた、名誉ある演伎えんぎを見せたのは、彼女が三十三歳の明治卅五年、沙翁セクスピアーの「オセロ」のデスデモナを、靹音ともね夫人という名にして勤めたのが
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)