“ほご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反古66.1%
反故20.8%
保護9.4%
解2.4%
故紙0.4%
晡後0.4%
釈0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その側には食い掛けた腸詰や乾酪(かんらく)を載せた皿が、不精にも勝手へ下げずに、国から来た Figaro(フィガロ) の反古(ほご)を被(かぶ)せて置いてある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その頃津田さんのところで描かれた絵の一枚が、この「書架と花」であって、それが反故(ほご)にまぎれ込んで、戸棚の中に放り込まれていた。
「寺田寅彦の追想」後書 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
若(も)し其時(そのとき)『日本帝國(にほんていこく)』から何程(なにほど)の利益(りえき)と保護(ほご)とを受(う)けてゐるのかと問(と)はれたら、返事(へんじ)には當惑(たうわく)するほどのミジメな貧乏生活(びんばふせいくわつ)を送(おく)つてゐた癖(くせ)に。
こんなことから話を解(ほご)し始めて、私たちは市中で昼食後の昼寝時間の過ぎるのを待った。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
いわゆる臨済(りんざい)の三乗十二分教もその真を知らざれば故紙(ほご)に等しというような考えはチベット人には全く無い。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
沢ニ沿ヒ沮洳(しょじょ)ノ間ヲ往クコト数里ニシテ鹿島台(かしまだい)ニ飯ス。三本木川ヲ渡ル。田野闢(ひら)ケ黄雲天ニ連レリ。ソノ風害ヲ被ルコト白川前後ノ甚シキガ如クニ至ラズ。我心頗(すこぶる)降ル。晡後(ほご)県ニ入ル。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「これは能く蒔絵の図案にされるものです。」甥はさう言ひながら、一葉一葉の重なりを、そつと釈(ほご)してゐた。
芭蕉と歯朶 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)